ステレオ写真

世の中には3Dばやりですが、私の子供の頃から専用のビューワーで見る立体写真とかステレオ写真とか呼ばれる物はありました。
さらに数年前に明治村で昔撮られたモノクロの立体写真を展示してあるのをみました。古い写真ですが、おそらく明治ではなく大正か昭和初期くらいの物だと思います。ぼんやりしたモノクロ写真を専用のビューワーで覗くとそこに写っている人や建物が浮き上がって見え不思議でちょっと感動しました。

それ以来ステレオ写真に興味を持って中古カメラの展示会などで売られているステレオ写真用に2つのレンズがついたカメラを見ていました。珍しい物ではあるけどたいてい何台かは出ているのですが、古い物で希少価値が高い物なのでとても高価。現像やプリントも特殊な方法でやる必要があるのでとてもお金がかかることが予想されます。そんなわけでとても手を出せるものではなかくて。もちろん、一台のカメラで少しずらしながら2回撮影すれば同じようなことはできます。ソフト的に擬似的な効果を出すこともできるようですが、それではおもしろくない。そこで安いデジカメを2台買って自作を考えてみたりしていました。

昨年、タカラトミーからステレオ写真が撮れるトイデジカメが発売されるとニュースがあって気にしていたのですが、一か月ほど前にアマゾンで予約開始。もちろん、すぐに予約して待っていたところ本日届きました。

中にはこんなカメラ(製品には色違いもあります)。

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専用のビューワー(柄違いで2つ)。

Img_2354


カメラとしては固定焦点で被写体を選ぶのは仕方ないところ。とりあえず神社へ出かけて撮影してきました。
できあがった写真は1526x1068の160万画素程度。ただし、余白が多いので実際の画像は左右各30万画素相当。初期のデジカメと同程度ですね。

Stereoscopic Picture 110226 #05


上の写真は明るさや色味など少しレタッチしています。絞りは固定でシャッター速度もたぶん固定かな。状況によってかなり色が転んでいる物もあります。実売で五千円ほどのトイデジですので画質に多くを要求しても・・・。
この写真をL版の用紙にプリントして線の部分から上下をカット。

Img_2355


できた写真をビューワーにセットして覗くと・・・
「おお!」って思うほど3Dです。某社の3Dテレビのデモを見てすぐに3D酔いになってしまったのですが、動かないこれなら大丈夫です。

こうしてブログに書いたところで3Dに見えている様子を乗せられないのが残念です。
デジカメとはいえモニターがないので取り込んで見ないとちゃんと写っているかわかりません。性能的にも暗すぎ、明るすぎ、さらに色がおかしくなっているショットが結構あります。それに効果的に立体に見えるのに向いている被写体や状況がまだつかめていないのでとにかく数を撮るのが一番でしょうね。画像サイズが小さいので2GBのSDで4000枚くらい撮れます。だから撮影枚数の心配はないですね。
もちろんあくまでもトイデジです。多くを期待しない方がいいと思いますが、実際にこのカメラの画像を見てみると楽しいです。まだまだ色々と撮ってみたいと思わせる魅力があります。


実際に購入してみて気になった点もいくつか。

・電池
単 4 電池 3本で動作します。エネループをいれましたが、問題なく動作しています。説明書によるとアルカリ電池で 640枚となっています。ただ、電池ケースのふたがねじ止めになっていて開け閉めには細いプラスドライバーが必要です。

・撮影
内部の処理は平行してできないようで撮影は左、右の順で若干のライムラグがあるようです。シャッター速度もそれほど速くないようなので動きのある物を撮るのには向きませんね。シャッターを押した後に書き込み時間がかなり長いです(5秒くらいかな)。撮影時と書き込み終了時にピッと音がするので確認しながら撮影する必要があります。

・ピント
ピントが固定焦点なので70センチ以上離れないとピントが合いません。近い位置にある花などを撮影することできないし、ファインダーはありますが目安程度の役目しかはたしていません。画角は見た感じですが、35mm換算で60ミリかそれ以上の感じです。

・撮影日時
時計機能がないので撮影日時の情報がつきません。これは仕方ないでしょうね。


ちなみにビューワーは5つ入りで千円程度で売られていますのでプリントした写真につけてプレゼントするのに使えそうです。

記事番号 #2527

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